「昭和」が感じられるローカル私鉄 三岐鉄道(2)

こんにちは、よこてんです。
いつもご覧いただきありがとうございます。

■ 三重県最北端の駅をあとに丹生川へ

三重県北部を走る三岐鉄道に来ています。
前回は近鉄富田から終点の西藤原まで「乗り鉄」を楽しみました。
今回は西藤原から一部途中下車をしながら、近鉄富田に戻ってみることにします。


先ほど到着した列車の西藤原駅折り返し発車時刻は12時08分。これをやりすごすと次は13時03分まで待つことになるので、やや忙しいですが同じ車両で折り返すことにしました。車両は851形。前面非貫通2枚窓のいわゆる「湘南顔」です。

 

■ 丹生川駅は良き昭和の佇まい 「貨物鉄道博物館」も魅力

12時20分、西藤原を出て4つ目の駅「丹生川」(にゅうがわ)に到着、ここで降りることにします。ご覧のように構内踏切がある長閑な佇まいです。
ここには他では見ることのできない一風変わった博物館があります。

 

 

ここ丹生川には「貨物鉄道博物館」があります。ボランティアによって運営されているため毎月第1日曜日の開館(臨時開館日もあり)となっていて貴重な車両や資料を見ることができます。当日は残念ながら閉館していて資料は見ることはできませんでしたが車両は丹生川駅ホームや周辺の道路から見学することができます。
博物館横の道路からは、ご覧のような迫力で「大物車」も見ることができます。「シキ」をこんな近くで見ることはなかなかできないですよね。

 

■ 三岐鉄道の魅力のひとつ 貨物列車を堪能
丹生川駅からシキの横を通って、西藤原方面にしばらく歩くとご覧のような藤原岳がきれいに見える場所があります。遠くには鉄橋も見えますね。

ここで「撮り鉄」の真似事ではありませんが貨物列車を眺めてみようと思います。

先ほど東藤原駅を通った際、セメント工場付近で貨物列車が組成されて出発を待っていました。webでも確認はしていましたが12時30分過ぎにこの付近を富田に向けて貨物列車が通過しそうです。周囲に人の姿はなく同業者も見当たりませんしやや心細い状況でしたが、思っていた時刻よりも早くかすかな踏切音が聞こえはじめました。
「もしかして西藤原行きの電車が来るんかな?」と思い丹生川駅方向を見ると、なんと貨物列車がやって来るではないですか。

うっかりしていたのですが、東藤原から富田に向かう貨物列車の前に、富田から東藤原行きの貨物列車があったのを完全に見落としていました。おそらく午前中JR富田駅で見た機関車が牽引しているはずです。完全に忘れていたので得をした気分になりました。

ほどなく、今度は富田方面に向かう貨物列車がやってきました。機関車が重連で運行されるのも力感があっていいですね。東藤原行きはタキを返空するかたちになりますが、富田行きは石灰石をしっかり積んでいます。そしてこの場所には勾配があり先ほどは力行音、今回は制動音、さらには鉄橋を渡る音と「音鉄」も楽しめました。

■ 予定を変更して東藤原駅へ

ここからは、丹生川13時16分発の近鉄富田行きに乗る予定にしていました。ところが予想していなかった東藤原行きの貨物列車を見てしまいましたので、東藤原に行けば入換作業が見れるのではないか、と思い時刻表を確認すると幸いにも12時45分発の西藤原行きがあります。少し急いで丹生川駅に戻りこの列車に乗って東藤原に向かうことにしました。
待つこと数分で西藤原行きクモハ101形がやってきました。がよく見ると午前中、保々まで乗ってきた車両と同じ番号です。車両交換ということでしたから、てっきり本日の運用から外れるのかと思っていましたがそうではなかったのですね。
東藤原に到着すると、やはり隣のホームに先ほどの貨物列車が停まっていました。ここでは貨物車両の入換作業、場合によっては突放作業も行われるようです。
先頭はED45形3号機、1953年生まれの古豪です。運転台が右側にあるのも特長です。

■ 東藤原駅で行われる入換作業

後方機はラストナンバー1963生まれのED45形9号機。1991年に東武鉄道からやってきました。3号機の丸みを帯びた車体に対してこちらは直線的なスタイルです。

機関車はここから転線して先ほどの貨物車両の最後尾にまわり、そこから推進運転でセメント工場に進入していきました。

子供のころ、竜華操車場で見ていた貨車の入換風景がよみがえってきます。ただ「タキ」は少なく「ワム」「トラ」など貨車はこことは違って多種多様でしたが、東藤原はまさにワンダーランドですね。

 

13時09分発近鉄富田行きで東藤原をあとにします。当初13時16分に丹生川から乗る予定にしていた列車になります。大満足の鉄分補給でした。保々にも立ち寄ることにしていたのですが結局予定を変更、近鉄富田に直接戻りました。
このように三岐鉄道には、そこかしこに昭和の良き風景が残っています。
また訪れたくなる、そんな不思議な要素を蓄えたローカル私鉄です。

 

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