フルムーン夫婦グリーンパスの旅 東北編(3)

こんにちは、よこてんです。
いつもご覧いただきありがとうございます。

2日目、かみのやまは生憎雨の朝になりました。ただ本日訪れる予定の中尊寺は曇りの予報です。なんとか持ちこたえてほしいな、と思いつつ朝食をいただきます。
本来ならバイキング形式となるのでしょうが、コロナ禍ということで御膳での朝食をいただきました。とても美味しかった。テーブルの間隔も広くとってあり、落ち着いていただくことができました。

送迎バスで駅まで送っていただき2日目のフルムーンパスの旅がはじまります。

■ 在来線を走る新幹線車両

かみのやま温泉駅です。山形新幹線の開業と同時に現在の駅名になりましたが、かつては「上ノ山」でした。きれいな跨線橋がかかっていますが内部はご覧のとおりで、かなりの年代物です。
ここから9時12分発「つばさ」132号で福島に向かいます。車両はE3系。初めての乗車でグリーン車は先頭車になります。L72編成、2000番台がやってきました。入線シーンをどうぞ。

■ E3系のグリーン車を堪能 残念な部分も


グリーン車の様子です。E3系もレッグレストが装備されていすね。
山形新幹線はいわゆるフル規格の新幹線ではなく、在来線の軌間を変えて新幹線直通車両を走らせています。したがって高架区間ばかりを走るわけではなく踏切も存在します。さらには最高速度も130kmに制限されています。車両においても長さは20m、幅も3m弱で、標準軌、いわゆる近鉄の車両とほとんどかわりません。
それでもグリーン車が2列×2列の配置なのは、近鉄特急の「ひのとり」や「しまかぜ」2列×1列のシート配置と比較すると、普通車ならともかくもグリーン車だとやはり物足りない気がします。
ただ、窓は広めにとってありますね。

 

■ 奥羽山脈を越えて福島へ


赤湯駅では、山形鉄道の車両を見ることができました。赤湯の次は米沢に停まります。
米沢を出ると山岳地帯にはいります。米沢~福島間は、板谷峠が存在し奥羽山脈が立ちはだかる日本の鉄道のなかでも難所と呼ばれる区間です。また人口が少ない地域でもあり「峠」「板谷」「赤岩」など秘境駅が並んでいます。普通列車は数えるほどしか走っていません。
「つばさ」は速度を抑え慎重に福島に向けて進んでいきます。感覚では完全に在来線の特急という感じでしょうか。

ようやく山地を抜け「庭坂」からは平野部となり一気に加速、高架に登って東北新幹線と合流、「福島」に到着します。

■ グリーン車を乗り継ぎ一ノ関へ 平泉へはガッカリ電車で

「つばさ」は「やまびこ」に併結されて東京へと向かいます。ここで私たちは福島10時24分発盛岡行きの「やまびこ53号」に乗り換えて一ノ関をめざします。この区間もグリーン車で移動。なんとも贅沢なきっぷです。
約1時間の乗車で11時22分「一ノ関」に到着。ここからは東北本線下り11時30分発の普通列車盛岡行きで「平泉」に向かいます。
東北本線と言えば、かつては特急、急行が頻繁に走り、さらには機関車が雑型客車を牽引する普通列車もあり、それこそ「乗って楽しい、見て楽しい」路線でしたが、新幹線の開業により優等列車は消滅、短区間を短い編成の普通列車が走るだけの長大なローカル線へと変わってしまいました。
ホームで待っているのは、乗ってがっかりする車両の上位にランクされる「701系」です。
オールロングシートで3ドア、クロスシートが用意されていないので駅弁や飲みものも楽しめない、そんな車両が東北地区のほとんどの電化区間に配置されています。「青春18きっぷ」で「乗り鉄」を楽しむ「18キッパー」の最大の敵といっても過言ではないでしょう。
全員が座るわけではないですがせめてクロスシートを設置してほしい、と思っていたら一部の701系が改良されてクロスシートが設置されたそうです。ただ片方のみで、もう片方はロングシートがそのまま並んでいるとのこと。これもいつも見られているみたいであまり良い感じはしませんね。
今回はわずかに2駅だけの乗車ですので何の問題もありませんが、長時間移動するとなるとやはり避けたい車両です。
ただ加速も良く速い!かつての客車列車とは大違いです。ステンレス車体で軽量であることも一因ですが軽快に飛ばします。

■ 中尊寺へはレンタサイクルで

11時37分、平泉に着きました。ここから金色堂で有名な中尊寺に向かいます。平泉駅から中尊寺の表門である月見坂入口までは約1.5km。徒歩で20分程度の距離です。ただ、行程の関係で平泉13時21分発の列車に乗りたいため、私たちは時間にしばられないレンタサイクルを選択しました。予報どおり雨も降っておらず助かりました。
中尊寺の表参道、月見坂です。杉並木がたいへん美しいですね。
中尊寺は正しくは「関山中尊寺」、天台宗の東北大本山で、850年に慈覚大師によって開山されました。その後、奥州藤原氏によって、戦のない平和な理想社会を願って堂塔が造営されました。その中でも有名な「金色堂」は1124年に上棟され、中尊寺創建当時のままの姿で残されています。国宝建造物第1号でたいへん貴重な建造物です。
月見坂の急坂を登り平らになったところから、眺望が開けます。
こちらが本堂になります。

そして金色堂です。細部の装飾がたいへん見事でした。
覆堂が設けられていて、この中の金色堂はさらにガラスケースに収められています。
当日は平日でもあったため観光客は少なく、ゆっくりと見ることができました。

 

所要時間ですが、参道の月見坂はけっこうな上り坂です。帰りは当然早くなりますが、金色堂、本堂などその他のお堂をゆっくり見てまわるとなると60分ではややきついかもしれません。駅からの往復を考えますとやはり90分は必要ではないでしょうか。
平泉には他にも、名所・旧跡が多く存在します。時間があれば毛越寺もおすすめですが、そうなると120分、それ以上必要となってきます。ただこの無量光院跡は平泉駅からレンタサイクルを利用すれば中尊寺の行き帰りに立ち寄ることができます。宇治の平等院鳳凰堂を真似て作ったとされますが建物は残っていません。
貨物列車が走っていますが、機関車を入れることができませんでした★
平泉駅に戻ってきました。
優等列車が無くなり、短い普通列車ばかりの淋しい東北本線のなかで頑張っているのが貨物列車です。迫力のある長大編成が駆け抜けていきます。
藤原氏ではないですが、長いホームがかつての栄光の時代を想わせます。しかしやってくるのは2両編成の701系です。
こればかりはどうしようもないですが、観光スポットで雨が降らなくてよかったとしましょう。
そして、今回フルムーンパスで岩手県にも足跡を残しました。
一ノ関に戻って2日目の後半戦にはいります。


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