フルムーン夫婦グリーンパスの旅 東北編(4)

こんにちは、よこてんです。
いつもご覧いただきありがとうございます。

フルムーンパス2日目も後半戦にはいりました。ここからは本日の宿泊地に向かって移動します。
一ノ関から郡山に向けては13時50分発「やまびこ」58号で移動です。

■ 交通の要衝「郡山駅」

およそ1時間乗車して15時4分、郡山に到着しました。本日は裏磐梯のホテルに宿泊します。このホテルも最寄駅までの送迎サービスがあるので郡山から磐越西線に乗って猪苗代まで向かいます。15時45分の発車まで時間があるため駅の近辺をウロウロすることにします。

 


郡山駅は鉄道の要衝で、東北新幹線のほか、在来線は東北本線、磐越西線、磐越東線が接続、さらには、水郡線も東北本線を通って乗り入れてきます。また駅の東側には貨物ヤードがあり日本石油輸送所有の専用線がのびています。したがってタンク車が多く見受けられます。西口に駅ビルがあり、写真中央に長い自由通路が延びていて東口とを結んでいます。

 

真ん中に流れ星を付けた赤い機関車が停まっていますが、国鉄時代から頑張るEF81型です。交直両用のため重宝され北陸本線でも使われているため大阪でもよく見かける機関車でした。最近はかなりその数を減らしています。
また、入換機はかつてはDE10が定番でしたが、ここ郡山にもハイブリッド車のHD300が配備されていますね。
先ほどの長い自由通路から。
ホッパー車を牽引していますので、おそらくバラストを積んできた臨時貨物だと思います。80号機ですから、0番台になります。現存するEF81のなかでは一番の若番になるのではないでしょうか。

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駅構内の説明ばかりで街の説明が一切ないことをお詫びいたします。

■ 快速「あいづ」の指定席で猪苗代へ

さて、ここからは磐越西線の快速「あいづ」3号で猪苗代まで向かいます。1日目仙山線で乗車したのと同じE721系です。国鉄時代、東北本線開業前は上野からの特急がこの愛称名でした。
磐越西線の前身は私鉄の岩越鉄道で、大河ドラマの渋沢栄一が代表取締役でした。明治30年代に郡山から工事を開始しています。昨日、今日と走ってきた仙山線、奥羽本線と同様に奥羽山脈を横切って走る路線ですが、開通が早かったこともあって、トンネルではなくスイッチバックや線路をくねらせて高度をかせぐ形態でした。
1997年に本線上に駅を移動させた「中山宿駅」がかつてはスイッチバックの駅でした。写真はご用意できませんが旧駅は現在観光スポットとして残されています。

磐越西線は、会津若松や磐梯山、猪苗代湖など沿線に観光スポットの多い路線です。新潟県の新津からはSL「ばんえつ物語」が運行されています。新幹線からの観光客も多いのでしょうか、「あいづ」には車内を改造して指定席が設定されています。「快速」の指定席のため料金は530円とお手頃です。もちろん「フルムーンパス」なら追加料金なしで乗車できます。ただ、駅の窓口で事前の予約は必ず行ってください。

シートは柔らかみがあり、リクライニングもしますので特に問題はありませんが、どうも設置スペースがあまり良くないのでは。前に見えるブルーのドアはお手洗いのドアです。指定席のスペースは3つある乗降ドア間のパーテーションで仕切られただけのわずかなスペースのため、どうも無理がありますね。いっそのこと車両の端によせて、真ん中のドアをつぶして、この車両のみ2ドアにしたほうが良かったのでは。

 

■ 猪苗代駅から裏磐梯へ

16時22分、猪苗代駅に到着。すでにホテルのバスが迎えにきていました。ここから裏磐梯まで約30分の所要時間、バスやタクシーなどの公共交通機関を使うとまあまあな運賃になる距離ですので、これはありがたいサービスですね。ただおそらく通常はマイカーで来るお客さんがほとんどなのでしょう、バスは私たち2人だけでした。
道中、バスの運転手さんが「昨日はどちらに泊まられたんですか」と聞かれたので「かみのやま温泉です」と答えたら、「実は上山と裏磐梯はけっこう近いんですよ。米沢からここまで車で45分ほどなんです」と言われてビックリ。そこには山形県と福島県の県境がありますがどうやら隣り合わせのようです。時刻表の鉄道地図にはバス路線は一部記載されていますが、道路は記載されていませんので、もっと遠く離れている場所だと思っていました。
「呑み鉄」には厳しい選択ですが、フルムーンパスにレンタカーをうまくプラスすれば幅広い旅行が可能ですので、お試しをいただければと思います。
緑に囲まれた静かな佇まいのホテルです。こちらはエントランス側になりますが、反対側は弥六沼越しに磐梯山が見える部屋で、今回はそちらの部屋に泊まりました。
夕食はレストランでしたので、写真を撮ることは控えました。
とても満足のいくコース料理でした。

 

四季折々に違った顔で楽しませてくれる裏磐梯は、五色沼など湖沼の多い場所でもあります。明日の午前中は檜原湖周遊や五色沼自然探勝路のトレッキングを楽しむことにしていますので、鉄分は控え目な一日になりますが、もう少しお付き合いをお願いいたします。


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