ステイホーム 時刻表で楽しむ(1)

こんにちは、よこてんです。

新型コロナウイルス感染拡大により自宅ですごす時間が長くなり、気が付けば、時刻表を見ていることが多くなっています。いつごろから愛読するようになったのかな、とふと考えてみましたら、やはり周遊券で出かけるようになった高校時代ということになりそうです。
思えば、中学校の修学旅行は九州でした。新幹線で往復しています。
1975年に岡山まで到達していた新幹線が、博多まで延長開業となりました。その結果、岡山以西で運転していた山陽本線の昼行特急が廃止されるなど、徐々に新幹線主体のダイヤに変わりゆく時代だったと思います。

減りつつある昼行特急のなかで、「いつか乗ってみたい」と憧れる特急がありました。
それは、大阪を朝の8時に出る「まつかぜ1号」です。終着駅は博多。福知山線、山陰、山陽、鹿児島本線を経由して走る気動車特急は、子供ながらに、いつ見てもかっこよく写りました。車両はキハ82で、途中鳥取で切り離される車両もありましたが、大阪出発時は、グリーン車2両、食堂車1両を入れた13両編成、名特急にふさわしい堂々とした編成でした。
結局、わたくしは1度も乗車することなく、1985年に博多行きは運転終了、米子までの運転になり食堂車の連結もなくなりました。

もし、現在走っている列車で、「まつかぜ1号」をイメージしてみることはできないだろうかと考え、現在と過去の時刻表(1978年7月号)と照らし合わせながら、できるだけ運転時刻の似た列車を探しつつ「机上旅行」を楽しんでみたいと思います。
※なお、特別な断りがない限り、時刻は、(株)交通新聞社JR時刻表2020年4月号、日本交通公社(現JTB)時刻表1978年7月号より引用しています。

先述しましたように、「まつかぜ1号」の大阪発は8時、これを現在の列車に当てはめると大阪発8時14分の「こうのとり1号」城崎温泉行きが近い列車になります。双方の停車駅と発車時刻を表にしました(城崎温泉のみ着時刻)。

まつかぜ1号 こうのとり1号(新大阪始発)
大阪 8:00 8:14
尼崎 (通過) 8:21
宝塚 8:26 8:36
三田 (通過) 8:49
篠山口 (通過) 9:06
谷川 (通過) 9:22
柏原 (通過) 9:29
福知山 9:57 9:55
和田山 (通過) 10:23
八鹿 (通過) 10:33
江原 (通過) 10:40
豊岡 10:51 10:50
城崎【現在は城崎温泉】 10:59 10:58

いかがでしょうか。
「こうのとり」が15分遅く出発、停車駅も多いですが、福知山、豊岡、城崎温泉はほぼ同時刻です。車両は違いますが、雰囲気は味わえそうですね。「まつかぜ」の停車駅の少なさがいかにも特急らしいです。当時は単線非電化、しかも宝塚、三田間は川沿いを走る旧線です。さらに現在は篠山口まで複線電化されています。そう考えると「まつかぜ」が健闘しているといえるのではないでしょうか。

電化区間はここまでで、「こうのとり」もこの先は走れませんので、必然的に走者が変わります。同じような時刻での走行をのぞみたいですが、さてどのような結果になったでしょうか。

まつかぜ1号 普通 普通   快速
城崎【城崎温泉】 11:00 11:56
浜坂(着) (通過) 12:56
浜坂(発) (通過) 13:05
鳥取(着) 12:10 13:54
鳥取(発) 12:12 14:00
倉吉 12:48 14:55
米子(着) 13:32 15:47

 

ご覧のような結果です。ここからは日本海が迫り右側車窓が楽しくなるのですが、城崎温泉で接続が悪く1時間待ったあげくに普通列車となります。鳥取でようやく快速「とっとりライナー」が待っているものの、「まつかぜ」に2時間遅れて米子に到着です。これでは「まつかぜ」を味わうという雰囲気ではありませんね。
現在、城崎温泉から鳥取まで直通する特急は、上りが早朝に1本、下りが深夜に1本しかありません。終日、普通列車のみの運行になっています。
では鳥取に行くには、以前より時間を要するようになったのでしょうか。そして「まつかぜ」をイメージできる代替案はあるのでしょうか。

次回に続きます。

Follow me!