最後の赤胴車(2)

こんにちは。よこてんです。

阪神最後の『赤胴車』7861形が走る武庫川線。わずか1.7KMの営業距離のこの路線に車両を送り込む作業がちょっと興味深いので、ここでお話ししましょう。

阪神本線の武庫川駅は、まさにその名前のとおり武庫川の上に位置しています。川の上にある、それも珍しいのですが、そのことを除けば駅としては2面2線の一般的な構造。ただ、初めての方は、「あれ?武庫川線のホームはどこ?」と戸惑うかもしれません。

武庫川線ホームは川を渡り終えたところにある西出口に近い場所にあります。しかも本線とは直角に、武庫川を渡る本線の下に突っ込むように線路が伸びています。本線の真下には、日中ならラッシュ時のみ走る1編成が留め置きされていて、昼寝をきめこんでいます。
一見すると、本線とここ武庫川線はレールがつながっていないような、そんな感じに思えるのですが、営業線が延びる海側とは逆の山側にその答えがあります。

武庫川線の山側はこんな感じです。写真中央にホームに停まっている赤胴車が見えます。その上を跨いでいるのが阪神本線です。車両手前にポイントがありますね。右側から線路が合流していますがこれが本線から分かれて武庫川線へと続いている線路です。

振り返ると、線路がもう少し先まで延びているのがわかります。
列車はこの場所で折り返して、武庫川線ホームへと進入していきます。
それでは、順を追って説明していきましょう。

本線の武庫川駅を通過する武庫川線運用の回送車。けっこうなスピードで通過していきます。勤務先はここ武庫川なのに停まる気配なし。いったいどこまで走っていってしまうのか。

赤胴車は尼崎車庫を住処としています。本線と武庫川線の渡り線は神戸方面からしかなく、一旦行き過ぎてからの進入となります。お隣りの駅は鳴尾・武庫川女子大前ですが、そこにもわたり線は存在しません。結局、その次の甲子園まで走って、Y線を使ってようやく進入可能な上り線に入ることになります。

先ほどの回送車が甲子園で折り返し、武庫川へと戻ってきました。右側下部に延びるのが渡り線です。

ポイントが切り替わり、渡り線へと進入してきました。

かなりの急カーブですね。最徐行です。

折り返しを終えて、武庫川線への進入が完了しました。

武庫川線はもともとは軍事目的で敷設された路線で、かつては、この奥の線路は武庫川に沿って北上、東海道線の西ノ宮まで敷かれていたそうです。今回廃線跡は訪問できませんでしたが、また機会があれば行ってみたいと思っています。

 

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