フルムーン夫婦グリーンパスの旅 東北編(2)

こんにちは、よこてんです。
いつもご覧いただきありがとうございます。

■ 立石寺1015段の石段に挑む

「フルムーンパス」を使って山形県までやってきました。
仙山線山寺駅で下車、その駅名ともなっている「立石寺」を訪れます。

山寺駅から立石寺へは徒歩で5分ほどでしょうか。ただ5分歩いて着いたところは「立石寺登山口」という案内板です。ここから先、奥之院までは1015段あるといわれる石段を登らなければ到達しません。

通称「山寺」は、正式には「宝珠山立石寺」といい、天台宗のお寺で860年に建立されました。東北を代表する霊山であることは言うまでもありませんが、このお寺を有名にしているのはやはり松尾芭蕉ではないでしょうか。
「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」
1689年、奥の細道紀行の際、この地で残した名句です。
立石寺の本堂「根本中堂」。本尊は薬師如来像です。

参道の脇には、ご覧のような奇岩が目立ちます。
仁王門です。このあたりが中間地点でしょうか。

奥之院に到達しました。「如法堂」が正式名称です。根本中堂からゆっくり歩いて30分程度かかります。
こちらは、仁王門と奥之院の途中から分岐した場所にある三重の小塔。日本最小の三重の塔です。
最初の写真は、納経堂。写経を納めておくためのお堂で、この山内で一番古い建物だそうです。下の写真、納経堂のとなりに建つのは開山堂で、立石寺を開いた慈覚大師を祀っているお堂です。

■ 五大堂からの眺めは最高!

そしてこちらが五大堂です。ここからの絶景は素晴らしいの一言。

五大堂からの眺めです。ちょうど山寺駅が見えていますね。ずいぶんと登ってきたものです。
五大堂からは連なる山々はもちろんですが、立石寺そのものも見渡すことができます。手前の屋根は先述した開山堂、納経堂で、左側に見えるのは性相院です。そして正面、岩場の上に建つのが釈迦堂で、修行僧の修練場です。ここは現在も一般の立ち入りはできません。
■ 芭蕉の句を想う

山寺駅まで降りてきました。

芭蕉も同じ道を辿ったのでしょうか。そして同じ景観を見たのでしょうか。
確かにお堂や景観も趣がありますが、それ以上に奇岩が目立つと感じました。この岩に蝉の声が染み入って静かに感じたのでしょうか。
わたくしは俳句はまったく詠めませんので、芭蕉の残した句の奥深いところまではわかりません。ただ、ここ立石寺は修行の場でもあったので、無の境地というか「蝉の声」が「人の声」、芭蕉自らの俗世で邪魔に感じるうるさい声、世情などがスッと岩に染み込んで消えてしまい、さらにはこの絶景を見ながら清々しい気持ちになっていたのかな、と。

次に乗り継ぐ列車の発車時刻もあり制約された時間内での訪問でしたが、60分ではやや忙しいと思います。せめて90分、さらにゆっくり「岩にしみ入る」なら90分それ以上の余裕をみたほうが良いのではないかと思います。
再び山寺駅から旅を続けます。駅構内にはご覧のようにターンテーブルが残っていました。
ここからは14時57分発の、快速山形行きに乗車します。山を下って軽快に走り15時17分、山形に到着しました。

■ 左沢線で「乗り鉄」


ここからは、わたくしの「乗り鉄」時間、山形駅から左沢までを結ぶローカル線、左沢線に初乗車します。15時27分発左沢行きに乗ります。車両はキハ100系101形、JR東日本管内の非電化区間の主力車両です。この車両もてっきりクロスシートがあると思っていたのですがオールロングシートでした。どうやら左沢線専用車のようで、しかも4両つないでいます。地方色の濃いローカル線、せいぜい1~2両編成と思っていたのでこれにはびっくりしました。

さて「左沢」、何と読むでしょうか。
たいていの方は「ひだりさわ」と読みますが、残念、正解は「あてらざわ」です。
山形駅にレール輸送車チキを従えて「赤べこ」ED75が停まっていました。かつて東北地方の交流電化区間でどこでも見ることができた機関車ですが、今では総勢10両を割っているとのこと。前面まで行って撮るのがマナーですが、山寺で体力を使い切っていたためこの位置から失礼して、前面は走り出した左沢行きの車内から撮りました。
情けない★

 

次の北山形で奥羽本線と別れます。といっても奥羽本線は山形新幹線が新庄まで走っているため1435mm、こちらは従来の1067mmのため山形から別の路線を走っている、そんな感じです。
北山形で下校する高校生が一気に乗ってきて4両編成の列車がほぼ満員になりました。のんびりしたローカル線を味わうつもりが都会並みの混雑に。4両つないでいた意味がよくわかりました。しかも列車の速度が意外と速いのにも驚きました。
フラっと降り立った駅は「南寒河江」。無人駅です。フルムーンパスで無人駅で降りる場合は、乗務員に示すだけでOKです。

さてこの駅、なんと読むでしょうか。
答えは、「みなみさがえ」。ちょっと読めませんね。

 

実は、この駅で降りたのには理由があり、左沢線で最上川を渡ってみたかったのです。
写真が窮屈で申し訳ございませんがこの橋梁を見たかった。
この最上川にかかる橋梁は、現役の橋梁では日本一古いとされていて、明治19年に東海道線の木曽川に架けられた橋梁を移設したものです。なお、写真は南寒河江から山形方面に向かう列車から撮りました。全部で8連あり、南寒河江側に並ぶ小ぶりな5連がそれにあたります。では、山形側に並ぶやや大きめの3連は新しいのかといえばこちらも明治時代のもので、こちらは九州の筑豊線遠賀川に架かる橋を移設したのだそうです。
折り返して山形に戻り奥羽本線を南下、本日の宿泊地「かみのやま温泉」へと向かいます。
列車は16時31分発、普通列車の米沢行きです。約10分ほどで「かみのやま温泉」に到着します。
車両は719系5000番台。山形新幹線との共用部分は在来線も標準軌の車両が走っています。車内はクロスシートの設備がありますのでのんびりと蔵王の山々を眺めながら、と思っていたのですが先ほどの左沢線同様こちらも高校生でほぼ満員状態のまま「かみのやま温泉」駅に到着しました。

■ 初日のお宿はかみのやま温泉

山形からかみのやま温泉までわずか10分程度の距離ですが、普通列車以外に山形新幹線「つばさ」も走っています。私たちは普通列車を利用しましたが、フルムーンパス故に時間が合えば追加料金なしで新幹線を利用することもできます。

 

かみのやま温泉は駅から送迎バスで7~8分程度の場所にあります。先ほど申しましたように新幹線の停車駅でもありアクセスも良く「フルムーンパス」にはぴったりの宿泊地ではないでしょうか。

旅館に到着後、早速一風呂浴びてお楽しみの夕食の時間です。個室のお食事処でいただきます。
お食事はもちろんですが、とても落ち着いたお宿で大満足でした。
露天風呂付きの客室でしたがGO TOトラベルの後押しもあり、たいへんリーズナブルに宿泊することができました。
しっかり疲れをいやして、明日はフルムーンパス2日目です。


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