ローカル線を楽しむ JR西日本「氷見線」

こんにちは、よこてんです。
いつもご覧いただきありがとうございます。

■ 変化のある車窓が楽しめるローカル線

富山県に氷見線というローカル線があります。
旧北陸本線、現在は第3セクターの「あいの風とやま鉄道」高岡駅から氷見駅までの16.5kmを走る、JR西日本の非電化路線です。
高岡の中心部を出発するとしばらく町並みを見ながら走り、能町を越えたところで万葉線と交差します。能町駅では、JR貨物の高岡貨物駅に向かう路線とも分岐します。このあたりで車窓風景が変わり小矢部川河口の工場地帯となります。北前船で賑わった古い港町、伏木を抜けるとまた風景が変わり雨晴海岸沿いを通ります。しばらくのあいだ美しい海岸線を走ったのち終点の氷見に到着します。

決して営業距離が長いわけではないのですが、車窓風景の変化が楽しめる、そんなJR氷見線を訪ねます。
高岡駅です。
高岡は、氷見線のほか、城端線、そして元加越能鉄道の万葉線、かつての北陸本線を含めて鉄道が集まる要衝でしたが、北陸新幹線が金沢まで開通して大きく様変わりしました。
それまで、大阪、名古屋を結んでいた特急「サンダーバード」「しらさぎ」は金沢止まりとなり乗り換えを余儀なくされます。さらに新幹線の駅は城端線の途中駅「新高岡」になったため、この高岡駅に優等列車が停まることはなくなってしまいました。確かに東京は近くなったかもしれませんが、その代償も小さなものではないと思います。

氷見線の車両はキハ47とキハ40の2形式、日中はキハ40の単行が走ります。概ね1時間に1本の割合で運行していますので、「乗り鉄」にしてみれば、乗りやすいローカル線といえます。

■ 途中下車して沿線を楽しむ

二つ目の能町駅で下車してみましょう。能町では貨物線が高岡貨物駅方面へと分岐しています。

高岡から能町までは、ご覧の万葉線が並走しています。
元は加越能鉄道が運行していましたが、廃止を打ち出したことで県、市が存続を協議、第3セクター「万葉線」として運行を続けています。写真はMLRV1000型です。
JR氷見線「能町」の最寄駅は「新能町」で次の米島口で氷見線と別れて、先述した貨物線と並走するかたちとなります。
次に越の潟方面からやってきたのはデ7000型。加越能鉄道時代から頑張る車両です。停車している駅は「能町口」。駅名からしてこの駅でも氷見線に近いようなそんなイメージを受けますが、ここと能町駅は1km近く離れています。
こちらは、わたくしが高校時代、友人と加越能鉄道時代に訪れた際に撮った1枚です。時代の流れを感じたかったのですが、なんともこれほど変わっていないのも逆に珍しいですね。
いつまでも元気に走り続けてほしいです。

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戻ってこちらは現在の写真。交差点を通って能町口に進入するデ7000型です。ちょうどこの電車が走ってきた方向に「吉久」という町があり、古い町並みが残っています。
能町口から歩くとご覧のようにコンテナが積まれた場所があります。ここが高岡貨物駅で現在も貨物列車が健在です。
構内にはスイッチャーがいてコンテナの入換を行っていました。残念ながらJRの機関車は見当たりませんでした。

JR氷見線からだいぶ話しが脱線しているようにも思えますが、この貨物線、正式にはJR貨物新湊線という名称が付いており、元は私鉄の中越鉄道が敷いたもので、1918年能町~新湊間を開通させました。実はこの中越鉄道、氷見線も建設していて1900年に高岡から伏木まで開通させています。
先ほどの万葉線、越の潟方面に向かうと六渡寺(ろくどうじ)という駅があります。この六渡寺まで新湊線が延びていて貨物の受け渡しを行っていたそうです。この六渡寺がかつての新湊駅だったのではないかと思います。
能町駅と伏木駅の間には、「日本総合リサイクル」という工場があり、この線路は伏木駅まで延びています。工場内の線路の先には車両が。なんと「食パン」419系が停まっているではないですか。
残念ながらここはスクラップ工場、次回訪れたときにはもう、その姿を見ることはないでしょう。
伏木駅です。ここから先中越鉄道時代に氷見まで延伸され1912年に開通しています。次の越中国分を過ぎたあたりから海岸沿いを走るようになり、雨晴に到着します。

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■ 雨晴の海岸美を堪能

雨晴駅、「あまはらし」と読みます。駅舎のすぐ向こうが海岸です。
古い写真で恐縮ですが、高校時代に雨晴で撮影したものを3枚並べてみました。車両がバラエティに富んでいましたね。キハ35、2枚目はキハ45です。特筆すべきは3枚目、友人も入り込んだDE10型牽引の客車列車です。雨晴駅のホームから撮影しています。当時は客車列車の運用もあったんですね。腕木式信号機も懐かしいですね。

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■ おさかなの町、氷見は宿泊も楽しい


氷見駅はさかなの町をイメージして駅舎も改造されていました。ご覧のように30年前は現役だった腕木式信号機とレバーが、モニュメントとして第二の人生を送っていました。

わたくしを含めて「乗り鉄」はすぐに折り返しますが、氷見は旅館や民宿も多くあり、夕食、朝食には富山湾の美味しい魚を堪能できます。皆さんはぜひ宿泊して氷見線の旅をお楽しみください。

 

ここで氷見線の絶景区間、雨晴~越中国分間の動画をご覧ください。快晴の日には、立山連峰も見ることができるそうです。
この時もかすかにではありますが、眺めることができました。

■ 観光列車「べるもんた」もイチオシです

2015年10月、この氷見線と城端線を走る観光列車が運行をはじめました。フランス語で「美しい山と海」という意味の「ベル・モンターニュ・エ・メール」、愛称「べるもんた」は、キハ40を改造した車両です。申し訳ございませんが写真はご用意できませんでした。

 

この列車にはすし職人が同乗していて、地酒とともにその場で握ったお寿司などをオプションで楽しむことができます。
氷見線内は主に日曜日に2往復運転され、新幹線との接続を考慮して城端線、新高岡発着(1号のみ砺波始発)のダイヤが組まれているため、鉄ちゃんとしてはお寿司以上に、一般車両では体験できない高岡駅での城端線ー氷見線間の転線が興味深いところです。

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