山陽電鉄で鉄さがし(5)

こんにちは、よこてんです。

せっかく飾磨に来ましたので、網干線にも乗ってみましょう。
網干線は飾磨から網干までの路線で、営業キロ8.5KM、全線単線で5つの途中駅があります。
網干線ホームで待っていたのは3200系です。
「3000系とどこが違うの?」確かにどこも違わない、車体は3000系と同じです。生まれたときは。
ただワンマン改造をうけてちょっと変わりました。
どこが違うのか。
実はわたくしもおんなじ顔と思っていたのですが、ワンマン運転をする際、後方を見やすいように、との配慮で、運転席側のパノラミックウィンドウの縦の線が無くなりました。なるほど言われてみればそうですね。助手席側は現状のままです。けど思うに…どうせなら両方取ってしまって左右対照のほうが、かっこよくないかなぁ…。
いろいろ事情はあるんだと思います。

この3200系ですが、以前アルミ車のところで触れた2000系の主電動機、駆動装置が流用されています。
残念ながら、3200系は6000系に置き換えられてしまい現存しません。

「飾磨」を出ると右手に車庫を見ながら先ほどの廃線跡をオーバークロスしていきます。そのあとは高架区間を走り「西飾磨」へ。高架区間は夢前川まで続き、川を渡り終えたところが、その名も「夢前川」。地上にもどって「広畑」「山陽天満」「平松」と停まって、終点「山陽網干」に到着します。

網干線は単線ながらほとんどの区間で複線分の用地がありました。おそらく、赤穂、岡山方面への延伸計画があったからだと考えます。

網干駅前にそれほど広くない道路が南北に通っています。
実はこの道路が廃線跡で、かつて播磨地方で最初の電車として「播電鉄道」という路面電車が、網干港と山陽本線の網干や、姫新線の本竜野、播磨新宮あたりを結んで走っていたそうです。昭和9年に廃止されていますから、その痕跡を探すのは容易ではないでしょう。
いろいろな資料を読むと、前身の竜野電気鉄道が開通したのは明治42年で、兵庫県下では阪神電鉄に次いで2番目の早さです。旅客のほか、本竜野、新宮が産地の醤油や素麺などの貨物輸送も盛んで、業績は良かったそうです。
軌間は1435ミリの標準軌を採用し、これは全国でも4番目。しかし、先進的であったことが1067ミリの国鉄に貨物を受け渡すには、積み替えが必要となりました。そして致命的だったのが姫新線の開通。貨物を積み替えることなく京都、大阪まで運べ、さらには運賃が安かったことで貨物を奪われ、経営が悪化します。

先進的、運賃が高いといえば、姫路モノレールとよく似ています。しかも同じ播磨地区です。単なる偶然なのでしょうか。

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