山陽電鉄で鉄さがし(3)

こんにちは、よこてんです。
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■ 飾磨港線の跡を探る

姫路を出て次の駅は「手柄」です。そういえばここにかつて「飾磨港線」という播但線の一部が走ってたなぁ…と。
ちょっと思い出し、何か痕跡はないかと降りてみました。
播但線は現在はJRの路線として、姫路から和田山までを結んでいます。天空の城として人気の高い竹田城が、この播但線沿いにありますね。国鉄時代はDD54形が旧型客車を牽いて走っていました。なかなかかっこいい機関車でしたが故障が多いことでも有名でした。
それはさておき、海側に向いても姫路から飾磨港まで路線を延ばしていましたが、こちらは国鉄時代の1986年に廃止されています。
飾磨港線が健在な時代、周囲には高砂線や、三木線、北条線など、また私鉄ではダブルルーフのハフ7で有名だった別府鉄道や片上鉄道など、まだまだ多くの鉄道が存在していました。できることならもう一度この時代にタイムスリップしてみたい…。

■ 飾磨港線の記憶

手元に1978年の時刻表があるので飾磨港線の時刻を見てみると、朝に1往復、姫路発7時29分、飾磨港着7時42分、折り返し7時47分発、姫路7時59分着と夕方に1往復姫路発17時49分、飾磨港発18時07分の運転のみ。ただ、もうひとつ上手がいて、静岡県の清水と美保を結んでいた清水港線は1往復でした。いずれの路線も貨物主体であったのは事実ですが、果たしてどのくらいのお客さんが利用していたのか、気になるところです。

実はわたくしは学生時代に、この飾磨港線に乗車した記憶があります。写真や乗車券等証拠となるものが一切ないのですが、40年近く昔の不確かな記憶をたどってみると、山陰方面を乗り鉄していて、鳥取から急行「みささ」に乗車して因美線、姫新線を経由姫路到着が17時32分、乗り換えて49分発の最終列車(間違いなく当日の飾磨港線の最終です)で往復したのではないかと。当時は急行の自由席に追加料金なしで乗れる「周遊券」という便利な切符がありましたね。

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飾磨港線はこのあたりはほぼ山電と並走していたので、何か遺構はないかと思って歩いているとこんなものを見つけました。
小さな水路を渡る箇所に残っていました。おそらく山電のものではないと思います。南側は駐車場になっていて、先の遺構はたどれませんでした。ただ、手柄駅から飾磨方面にかけては線路跡は遊歩道に整備されています。歩いてみようとも思いましたが挫折。飾磨まで山電で移動することにしました。写真は車内より確認した廃線跡です。

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